キエスタ ブログ

2025-05-18 12:32:00

イザナギとイザナミの愛の秘儀

イザナギとイザナミの愛の秘儀

去る4月29日に『イザナギとイザナミの愛の秘儀』という対談セミナーを、古事記研究家の高瀬章照氏と一緒に開催させていただきました。

シュタイナー研究家としては、シュタイナーの宇宙論と日本神話で描かれた世界との関連に深く惹かれ続けてきたわけです。

その中でもイザナギとイザナミの関係は、古代ヘブライ民族が聖書の『創世記』で描いた原男女の関係性よりも、はるかにダイナミックでアクティブです。

聖書の『創世記』では女性存在は男性存在の付け足しのようにして誕生し、なおかつ「人類の原罪」の端緒を背負わされてしまいます。そして旧約聖書では男系の物語がその後も延々と続くわけです。キリスト神霊存在をマリア様が産むまでは・・・。

古事記では男神と女神が平等の力関係で登場し、神産み国産みを行ないます。なおかつ黄泉の国で主導権を持っているのは男神イザナギなのではなく、女神イザナミです。

私たち(つまり日本を選んで現在の地上に誕生してきた人間として)は日本神話の源流であるイザナギとイザナミの物語からどのように「愛の秘儀」を感得できるのか、と問うことができます。

 

イザナミは「黄泉の国」にみまかります。イザナギは「黄泉の国」に至ることができません。

イザナギは「黄泉の国」の境域から中を覗き見ただけで、恐れをなして逃げ出してしまうのです。そしてその後の神話史は、イザナギが産みだした神々に継承されます。(とは言え、後々にスサノオがみまかったネノカタスコクにオオクニヌシは秘儀参入するので、イザナギ直系の神々だけが日本神話を継承するわけではないのですが、この辺のお話はまた別の機会に!)

「愛の秘儀」に話を戻すと、イザナギが黄泉の国の境域から逃げ出さなかったならば・・・、そしてなおかつ、イザナギが再度イザナミと結ばれていたならば、その後の神話物語の展開は全く異なっていたはずなのです。

端的に言ってしまえば、イザナギはイザナミと共に無数の国産み・神産みを「愛の秘儀」を通してなし遂げ続けてきたにも関わらず、最後の最後でツメを誤り、「愛の秘儀」を完成できなかったのだ、と言えるでしょう。

そのような失敗によって、次の時代もしくは次の次元が展開していくわけです。これは、ヘブライ民族の神話「聖書」の中で人類の祖であるアダムとエヴァが楽園を負われたり、その子孫であるカインが兄弟のアベルを殺害したりという失敗に通じる物語展開と同じです。

シュタイナーの宇宙論の中でも、宇宙の進化、神霊存在たちの進化過程でルシファーとかアーリマンとかと呼ばれる悪魔的存在たちが、人類進化史に介入します。

つまり、神々や原人間の失敗や悪魔の介入がなければ、人類の進化は全く別様になっていたのだと考えられのです。

 

では、現代における「愛の秘儀」とは何なのかと問うことができます。

それは、神話の中で描かれた失敗や悪の介入を乗り越え、克服することが、現在の「愛の秘儀」の目的なのだと言えるでしょう。

具体的には、どのようにして私たちは、神々や原人間の失敗や悪の誘惑を乗り越えられるのでしょう。

このお話の続きは「スサノオの秘密」に関するセミナーで展開したいと思います。

 

 

2025-05-17 21:06:00

シュタイナー教育セミナー

5月11日 岐阜県加茂郡七宗町上麻生の「木の国七宗コミュニティセンター」にて、シュタイナー教育セミナー」を毎月開催しています。
5月のテーマは「7年ごとの人生発達」
ドイツの教育学者ルドルフ・ルドルフシュタイナーは、人間には「7年周期で発達の課題があり、それぞれ宇宙全体の影響を色濃く受けている」と述べています。心魂の発達には、感覚魂、悟性心情魂、意識魂の発達があり、精神性に目覚めていくことで人間は霊的な叡智を受けることができます。「意識魂」では、自分自身の主観と、相手への客観性を平等に捉え「私はこう感じて、こう考える。相手もこう感じて、こう考えている」ということを理解し、平等に対応していくことができるようになります。このような段階において、宇宙の法則、天界の法則、霊的な叡智を身に着けていく準備ができるため、人生の後半生においては、より意識的に宇宙の力を取り込んでいこうとする姿勢が重要であるということを学びました。
参加者のみなさまとは、それぞれの7年ごとの人生発達について、これまでの体験を分かち合い、これからの理想を語り合いました。
 
【参加された方の体験】
・引きこもりだった息子が35歳でバンジージャンプに挑戦した。これから「悟性心情魂」を育てる、自分自身の主観で世界を認識していく時期。自分はこう感じる、こう考えるという主観性を育てていることがわかった。
・57歳で再婚、退職し、フリーランスになった。「自由になったら、怖いな」という感覚になっている。幼少期に冒険心、動きたいという気持ちを発揮していないため、自由になるのが不安になってしまう。0~7歳の課題に立ち還り、12感覚の「運動感覚と平衡感覚」を育てていくことが、安心できる人間関係をうまく作れることに影響していることがわかった。
・幼少期から、不登校、引きこもりで自分自身が閉じていた。21歳~42歳までは、太陽の影響を強く受ける時期。42歳から、火星の影響を受け、人生の目標を実現する力を与える時期。昨年12月に本来の自分、本来の魂が開いたと思う。
・昨年までは病院の仕事のみだったが、現在はフリーで整体師の仕事をしている。35歳から医療の現場で模索し、自分がほんとうにやりたいことをやっていこうという思いになった。
・14~21歳までは自由にしていた。42歳から、さらに自由になった。人はさまざまな役割をもっているが、火星からの影響を受けて、人生の後半生と今後が楽しみ。31歳で出産し、まったく身動きがとれなくなった。現在、14歳の息子は学校に行っていない。自分自身の人生でそれぞれのベストのタイミングで出産、子育てを経験していることがわかった。
・現在49歳。人生を振り返ると、好きなことをやらせてもらっていると感じた。これからの7年間も今までの流れに沿っていきたいなと思う。自分がやりたいことがすんなりくる、よいタイミングがある。34歳で出産。会社を辞めてから、出会う人と自然にやりたいことが訪れている。
 
【これからの理想&感想】
・63歳を迎え、4月から「看取り士」の活動を引き継いだ。自分がやり残してきたことだったことを、精一杯つとめさせていただく気持ちになっている。夫と寄り添ってきた経験が、息子、孫との今につながっている。今日は面白い話がきけてよかった。
・幼少期は愛情に恵まれない家庭に育った。さまざまなご縁に恵まれて、今がある。これからは、自分自身が解放されて自由に生きることを望んでいる。上麻生の豊かな自然を感受し、生命エネルギーを受けながら、幼少期をやり直していきたい。
・それぞれの人生の体験を伺いながら、どの人の人生も素晴らしいと感じた。
・自分の沸き起こってくる感情は、相手を通して自分を客観的に観ることができる機会。人とかかわり、成長していくことが大事だと思っている。このことを子供にも伝え続けていく。このタイミングでシュタイナーに巡り合えて、ほんとうによかった。
・42歳の次の7年周期に向けて、自分自身の新しいビジョンが明確になった。
 
「人生の7年周期」を学べば、学ぶほど、自分自身を客観的に観る視点が養われ、これからの自分自身の課題が明確になっていきます。ご希望に応じて、パーソナル・セッションも受け付けておりますので、ご相談ください。参加者のみなさま、それぞれの人生から学びあい、相互成長できることがセミナー&ワークの面白さだと感じています。参加してくださいましたみなさま、どうもありがとうございました🙇
 
次回は、6月8日日曜日テーマは「気質の特徴と対応」です。4つの気質の特徴を学び、子どもの気質に応じた対応を一緒に学んでいきます。どうぞ、お気軽にご参加ください☺️✋
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2025-05-14 17:10:00

心の健康ワーク 対話の会

5月10日🌹岐阜県加茂郡七宗町上麻生の「木の国七宗コミュニティセンター」にて、「心の健康ワーク 対話の会」を毎月開催しています。今回は4名の方のご参加がありました。みなさま、どうもありがとうございました。自己紹介&近況から「人生の転機となった体験」について、それぞれが語り合いをしました☺️
・23歳で人格が崩壊した。絶望感で「無」になり、闇の中で人生の意味を探し求めた。希望は神によって与えられるのではないと考え「無神論」になり、大学でそのことを証明しようとしていた。26歳でシュタイナーの本に出会い、宗教それぞれのつながりと、人生のすべてに意味があることを知った。
・大学を卒業し、地元に帰るために教員試験を受けた。希望したわけではなかったが、養護学校に採用になった。60歳まで特別支援学校で働き、その後、心理の専門家になりたくて、再雇用。現在、小学校で相談室に登校する子どものサポートをしている。
・幼少期から、密かに満たされない思いを抱いていた。音楽大学を卒業し、友人から養護学校講師の紹介があり就職。現場ではじめて、筋ジストロフィーの子どもに出会い、実践を通して教えてもらい現在まで。人生の節目には、病気、子どもの不登校など、家族の育ちを経験した。転機とは、これまでを振り返り、これから先を考えるきっかけ。
・癌になり、ステージⅣの診断。抗がん剤治療、副職、再発、手術を経験した。これからの人生は「価値のあることをしたい」と思い、会社を退職。新しいビジネスを立ち上げる準備をしている。
・15歳でカトリックのシスターと出会い、無償の愛を教えていただいた。精神科医療の現場で看護師になり、患者さんとの出会いを通してさまざまな学びがあった。対等な人間関係のなかで、人は癒されることを確信し、医療の限界を超える活動への理想を抱くようになった。
・生後半年でアトピー性皮膚炎になった。この世の中はいろんな刺激があり、怖い感じ。自己否定、引きこもりを経て、安心して話しをすることができる心理士との出会いがあった。自分はどうしたいのか、ひとつ、ひとつ、取り戻していった。今は、何かが自分を導いているという感覚がある。
みなさんの「人生の転機」には、自分を超えた力(神さま、運命)が、自分を導いているという体験が共通していました。これから先、自分に関与している力に意識的につながっていくことが大事であると話しあいました。
後半は、さらにこれからの人生をどうしていきたいのかを語りあいました✋
後半の語り合い
・脳梗塞の体験から、片目の視力を失った。障害を持つ立場になってはじめてわかったことが沢山ある。自我が強かった自分から、周りのサポートを得ないと生きられない自分になった。お互いを活かしあう関係性のなかで生きられるようになった。不安もあるがなんとかなると思える。今が一番楽しい。
・現在、引きこもりの息子のことを考えている。好きなことを活かせるようになるかなあ?社会に出て行くために、経済的にはどうすればいいかと不安があり、夢が描ききれない。
・人生には苦難があるが、それも学びであると思う。「人生学び場」幸せは人生を生きる喜びであるというストーリーを伝えていきたい。
・自分の感情と感覚がやっとつながるようになった。日々の生活のなかで、自分自身が心地よく過ごすことが大事。自分が楽しめる刺激をたくさん受け取って、楽しめる先に、なにか人に提供できるものができたらうれしい。
私たち二人(潤一&洋子)は、2023年に七宗町に導かれました。それは間違いなく、人生の後半の大きな転機であり、「運命は私たちを何処へ連れていこうとしているのか?」を考えることにつながりました。「探求の家」は自己性の向上をめざす、すべての方のためのコミュニティサロンです。輪廻転世を中心としたシュタイナーの人智学を学ぶことで、カルマを解消し、人生をより豊かにするきっかけをつかむことができます。2025年は「シュタイナー帰天100周年」みなさんと共に一年間「シュタイナーセミナー」をやり通すことを目標にしています。「さらなる理想によって、運命は私たちを何処へ連れていこうとしているのか⁉️」理想を語り合う仲間との出会いをこれからも楽しみにしています。
次回の「対話の会」は6月7日土曜日の予定・「性格や気質は変えられる?」です。どうぞお気軽にご参加ください☺️✋

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2025-05-05 15:06:00

シュタイナー教育セミナー きらら鎌倉

4月27日鎌倉市生涯学習センターきらら鎌倉にて「シュタイナー教育セミナー」を開催しました☺️IMG_5444.jpeg

4月のテーマは「子どもの感覚の発達」

ドイツの教育学者ルドルフ・シュタイナーは、人間には「12の感覚」があると述べています。子ども時代に「12の感覚」を健全に発達させるために必要な生活、教育について解説しながら、参加者のみなさんと体験を分かち合いました。
意志と深い関わりを持つ下位感覚は、触覚、生命感覚、運動感覚、平衡感覚の4つ。肉体的な活動を知覚する感覚で、主に0〜7歳頃に育ちます。自然豊かな里山で生まれたのか、アスファルトの都会で生まれたのか、それぞれの感覚の違いが発育に影響を及ぼしていることがそれぞれの体験から、よく理解できました。乳幼児の子どもは無防備な存在であり、その時期に親に優しく抱っこされて、安心、安全だなぁと思えることが「触覚」と「生命感覚」の発達につながります。肉体的な機能を発達させるということは、自分自身の肉体が周りの環境から、どのような印象を受けているのかを知覚するということです。自分と他者を区別する感覚が育たないと、他者の自我と調和しがたくなります。あるがままの自分を自分自身で大切にすることができる感覚が希薄だと「自己肯定感」の低さにつながってくることがわかりました。
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後半は、7歳から14歳頃に育つ、感情と深い関わりを持つ中位感覚と、14歳から21歳頃に育つ思考と深い関わりを持つ上位感覚について、それぞれの事例を通して、深めていきました。
【参加された方の感想】
・自分自身の感覚の発達を辿ることができた。子どもたちの支援に携わるなかで、課題がみえたきたが、世代間の連鎖があり、悪循環を断ち切ることの難しさを感じた。
・訪問看護で困っていた思春期のケース、自分の気持ちを言葉にするのが苦手、自分の身体が疲れていることを感じられない人が増えている。感情のコントロールができないことも、感覚の発達と関連していることがわかった。グループワークでは、幼少時期の自由な感覚が蘇ってきた。
・シュタイナーを学び始めた頃は、常識が壊れていくような感覚だったが、回を重ねるごとに、自分自身の体験に置き換えて考えられるようになり、もっと学びたいという気持ちになっていた。
グループワークを通して、自分の体験をありありと思い浮かべると、エーテル体が活性化していきます。寝る時に「今日一日の出来事を逆に思い浮かべる」ことが、エーテル体を活性化するために役立つと言われています。「12の感覚」を学ぶことで、自分自身の感覚の発達を振り返り、足りないところを積極的に補っていくための生活の工夫をあらためて意識することにつながりますね。グループでの学びは、自己成長、相互成長につながる発見があり、ワクワクします。参加してくださいましたみなさま、どうもありがとうございました🙇
次回は、5月18日日曜日テーマは「人生の7年周期」です。7年ごとの人間の発達を、参加者のみなさまとそれぞれの事例を通して、学んでいきます。どうぞ、お気軽にご参加ください☺️

 

 

2025-05-02 20:03:00

上麻生入り

横浜から深夜バスに乗って上麻生へ。

隣家の金太郎さん畑でさっそくの野菜収穫。

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都会で弱っていた洋子さんの気力もたちまちよみがえった。