キエスタ ブログ

2026-02-16 11:14:00

心の傷と身体症状

人間の身体は21歳前後まで自然に成長し続けます。
いっぽう心は28歳くらいまでは自然に成長しますが、それ以降は意識的に自己成長を努めなければ発達しません。
たいていの人たちは、安楽な人生のままだと、28歳前後で心の成長が止まります。
けれどもほとんどの人間は幼少期から思春期にかけて何らかの心身の傷を負っているので、その傷に対処することで、28歳以降の成長が促されます。
28歳から35歳までは謂わば人生の凪状態となります。
35~42歳にかけて、人は、21~28歳までの傷に対峙します。
42~49歳は、14~21歳までの傷に。
49~56歳は、7~14歳までの傷に。
56~63歳は、0~7歳までの傷に、それぞれ対峙することになります。
63歳以降は、それまでの各人生周期で回復できなかった傷の修復にかかります。
しかし、63歳以降は、死後の世界を視野に入れながら自分の一生を顧みる必要があります。
死後を見据えた人生観を再構築しない限り、自分の過去の各時代の傷を回復することは不可能になります。
35歳以降の各人生周期に、思春期から誕生までの各周期での心の傷を癒さなないままでいると、身体に何らかの病状が現れます。
私たちの身体の発達は21歳前後で止まりますが、心の発達は28歳以降も自らの努力で遂行していかなければなりません。
そうしないと人間は中年期以降にさまざまな身体症状に悩まされます。
身体症状は心の中に潜む何らかの課題を成し遂げるための徴候です。
超心理カウンセリングでは、中高年に対してはワークと対話を通して、青少年に対してはセミナーを通して、人生観を再構築するお手伝いをしながら、心の傷の修復を図ります。
2026-02-04 11:12:00

シュタイナーの医学論

シュタイナーの医学論では、肉体の健康と心魂の関係性を徹底して学ぶことができます。人間には肉体と魂と霊がある、という概念を単純に述べるだけでは、「心身の健康と病気を理解して健全に生活する」という希求を実行することはできません。
シュタイナーは『医療を深めるための瞑想的考察と指導』で以下のように言及しています。
「感情生活は心魂の内にとどまります。なぜならエーテル性の中で絶えず均衡が取られるからです。均衡が破れた途端に、感情生活は肉体の中に突進し、肉体と結びつきます。つまり感情生活が器官の中に突入するやいなや、病気が生じます。従って、平穏な感情を心魂内に維持すれば、健康でいられます。それができなければ感情はある器官の中に突進し、病気になります。」p24
本書にはアストラル体とかエーテル体という霊学用語が当然のごとく頻出します。そのような用語を使用せずに人間の心身の健康と病気を詳細に理解することは、ほとんど不可能です。なぜなら通常の言語は身体システムを表現するための意味しか持っていないからです。心魂と霊的領域を理性・悟性で思考的に理解し、心情・感情で納得するためには、心魂と霊を表現する言語が必要です。アストラル体、エーテル体という生きた概念を自分の中で意味ある言葉にすることによって、私たちはシュタイナーの霊的医学論を日常生活に益することができます。
シュタイナーの医学論勉強会『医療を深めるための瞑想的考察と指導』第4回「病気のカルマ的関連に気づくためのキリスト衝動」@zoomオンライン
2026-01-29 11:55:00

マッサージとリストカット

シュタイナー著『霊学に基づく生理学と治療学』(佐藤俊夫訳/ルネッサンス・アイ刊行)にはマッサージの効用が言及されています。
マッサージの効能.jpg
肉体には隅々まで心魂-霊性が浸透しているのですが、何らかの要因により、心魂-霊性の浸透が阻害されることがあるわけです。
そうすると心身の健康が損なわれ、次いでさまざまな病状が現れます。
肉体の中に心魂-霊性の浸透を呼び戻すために、手や腕、脚や足へのマッサージが有効だということです。
手足にリストカットをする人たちがいます。
リストカットをすると何らかの心身の不調を一時ではあっても回復させることができるのです。
それは、手足の皮膚に鋭利な刺激を与えることで、手足に意識を集中させ、心魂-霊性の浸透を呼び戻すための行為だと言えるでしょう。
そのような人たちは、もしもリストカットをしなければ、いっそう心身の調子を崩してしまいます。
しかしリストカットはさまざまなリスクを伴います。
リストカットの代わりにマッサージで心魂-霊性を回復できれば、それに超したことはありません。
けれどもリストカットという手段に至ったひとたちは、他者とのコミュニケーションを信じていないし、自分自身のことも信頼していない場合が多いので、誰かに触ってもらうとか自分でマッサージするとかを忌避する場合も多いでしょう。
私たちは肌に触れること以外の、つまりマッサージに代わる何らかの触れ合いを考案する必要もあります。
リストカットをせざるを得ない人たちは、もしもそうしなければ、もっと重篤な精神症状を呈してしまうことを、本能的もしくは無意識に察知しているのです。
そこまでしなければ心魂-霊性を肉体に呼び戻すことができないのです。
リストカットによる自傷行為が過剰になって自死に至ってしまうケースが多いから、リストカットを止めなければならない、と一般的には言われています。
けれどもそれは、死に至ることでしか心魂-霊性を回復できないのだ、という現代社会に対する絶望感の為せるワザでしょう。
私たちは今、肉体の生に、心魂-霊性をしっかりと呼び戻さなければ生きていけない時代に突入しているのです。
そのことを100年以上前からあらゆる学問分野で激しく警鐘していたのがシュタイナーです。
昨年4月から続けてきたキエスタon-line水曜塾シュタイナーの医学論勉強会では、シュタイナーの医学論関係の著作を毎月1冊ずつ解読してきました。
シュタイナーの医学論は確かに難解です。
けれどもそれを理解できるようになると、現在の医学では解明できない心魂-霊性の領域を、現代医学的な悟性によっても納得できるようになります。
2月のシュタイナー医学論勉強会は『医療を深めるための瞑想的考察と指導』(佐藤俊夫訳)。
3月は『医師と牧会者の共働』(佐藤俊夫訳)もしくは同原著の高橋巌訳の『宗教治療・教育・人生』の中の「医師と聖職者の協働」です。
来世において、より完成された肉体に受肉し、人類により一層貢献したいと強く希求する人は、是非ともシュタイナーの医学論を今生で可能な限りお読みください。
2026-01-22 11:13:00

ハイヤーセルフ=高次の自己とは

ハイヤーセルフとは、通常の自分自身を超えた、高次の自己を指します。

そもそも「通常の自分自身」とは何でしょう。
この問いは、哲学的・心理学的課題であり、同時に生物学的問題でもあり、さらには社会学的問いでもあります。

巷ではよく「自分らしく生きましょう」とか「自分自身を大事にしましょう」とかと言われますが、その言葉は全く安易です。
助けを求めている人が支援者にその言葉を言われても、幻想のワラをつかまされるだけです。

哲学の世界では、「絶対精神」という神の存在を根拠とした「自己」を見失った時代以降、「自己」の概念を喪失しました。
今では、哲学世界は過去の遺物となり果て、全く無意味になっています。

現在の心理学は、見えざる「心」を生物学上の概念によって把握しようと試みた近代以降に、その存在価値を水の泡と化しました。
もはや現在の心理学は人間の「自己」を何も解明できません。

生物学が遺伝法則に捕らわれるようになった現代、生物学は人間の「自己」へ向かう羅針盤を失いました。
生物学は遺伝に支配された肉体のみを扱う俗悪な学問に堕したのです。

そして社会学は、経済学という悪魔の産物に汚染され、人々に対して、人間存在の神聖さを何も理解させない汚物になっています。

私たちは今、「自分自身とは神聖な存在である」という確信を獲得しなければ、健全には生きていけなくなる窮地に追い込まれているのです。

その窮地から脱するために、「自己進化のためのハイヤーセルフ・ワーク」を試みます。

2026.1.25探求の家【超心理学ワーク&ダイアログ】自己進化のためのハイヤーセルフ・ワーク表紙.jpg

ご参加ご予約はこちらからどうぞ

 https://chiesta.org/reservation/event/detail/28966

2026-01-20 08:52:00

ハイヤーセルフ・ワーク

人が自分自身を自分だと最初に意識するのは3歳頃ですが、自己意識の濃度は人それぞれで異なります。

3歳頃の自己意識の濃度は、家庭の環境に影響されます。

家庭環境がその子にとって不快か快適かで自己意識が異なるのです。

もちろん、不快な家庭環境にあるほうが自己意識は強まります。

次に自己意識が強まるは7歳前後の歯牙交代時期です。

この時期の自己意識の濃度の違いは、その子どもが生来的に持っている素質によって生じます。

そして思春期になると、人生の中で最も純粋に自己意識が高まる時期を迎えます。

「純粋に」という意味は、環境との摩擦によって自己意識が高まるのではなく、自己自身の力によって自己意識を高める、という意味合いです。

人はこの思春期における自己意識のピーク時に、ハイヤーセルフの存在を感受します。

自分が置かれている環境を遙かに超えた高みから、自分に流れ込んでくる何らかのエネルギーを感受するのです。

けれども多くの人たちが、ハイヤーセルフの自己体験を意識化できなかったり、その後の人生の些事にまみれた生活の中で忘れ去ってしまいます。

今回の「自己進化のためのハイヤーセルフ・ワーク」では、誰しもが思春期に体験しているはずの体験を思い出し、ハイヤーセルフの働きを促進させるワークを試みます。

https://chiesta.org/reservation/event/detail/28966

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