キエスタ ブログ
「混迷する現代を高らかに生きるための神秘の叡智」
6月15日「混迷する現代を高らかに生きるための神秘の叡智」を鎌倉大船La qwan楽庵にて開催しました。
第2回目のテーマ「人間の霊的構造と理想」をご参加者のみなさまと共に学びました。
人間には「自我・アストラル体・エーテル体・物質体」という4重の構成体があり、人生は7年ごとの周期で発展します。そして、自らの自我により、他の構成体を進化させるのが、人間の霊的理想です。このようなシュタイナーの基本的な人間観は、私たちが健全に人生を送っていくために、とても役立つ叡智となります。
この日はカトリックの典礼では、父と子と聖霊の「三位一体の主日」🙏✨シュタイナーによる神々の位相によると最高位の神さまの祝日でした。人間の霊的理想を示されたキリストは、いつ、いかなるときも、私たちと共に居てくださいます。こうして、集められた方々とのわかちあいを通して、霊的理想を語りあい、明日からの実践に向けての活力が得られる時間となりました。
みなさまとの出会いに心から感謝いたします。どうもありがとうございました🙏✨
次回、鎌倉大船La qwan楽庵でのセミナーは、8月31日日曜日の予定です。テーマは「地球と宇宙の進化」です。残席ありますので、お近くの方はぜひ、お気軽にお越しください。
https://r.goope.jp/chiesta/reservation/event/detail/29427
「現代を生きるための超心理学ワーク&ダイアローグ」
シュタイナー教育セミナー
5 月18日 鎌倉市生涯学習センターきらら鎌倉にて「シュタイナー教育セミナー」を開催しました。
5月のテーマは「7 年ごとの人生発達」ドイツの教育学者ルドルフ・ルドルフシュタイナーは、人間には「7 年周期で発達の課題があり、それぞれ宇宙全体の影響を色濃く受けている」と述べています。人は誕生した時の太陽、月、地球の影響を強く受けており、太陽、月、地球の配置が誕生の時と同じになるときに、自分自身が生まれてきたときの目的を再確認すると言われています。
今回のワークでは「月交点」のタイミング(18 歳 7 か月、37 歳 2 か月、55 歳 9 か月)において、 それぞれの人生がどのように変化したかに着目し、それぞれの体験を分かち合い、これからの理想を語り合いました。
【洋子の体験】
① 18 歳 7 か月
幼少時より、父親がアルコール依存で、母親に対する DV がある家庭で育つ。15 歳で両親が別居、母親の実家で過ごす。 カトリックの高校に入学し、 シスターとの出会いがあった。「あなたは神さまに選ばれた子です」と言われ、はじめて無償の愛を知った。 高校卒業時にカトリックの洗礼を受ける。 マザーテレサに憧れ、 将来はシスターになりたかったが、 経済的な理由で看護学校に進学した。
幼少時より、安心できない環境であったため、触覚、生命感覚の発達が未充足。アストラル体が安定せず、傷ついたエーテル体から漏れ出ている状態。そのため、常に両親の顔色を窺い、自分の感情を押し殺し、我慢する性質が身についた。周囲や環境に対して敏感で、対人関係では気を遣いすぎるところがあった。15 歳で家族が崩壊し、信仰によって自我を確立していった。
② 37 歳 2 か月
精神科クリニックで看護師をしていた。夫は海外の単身赴任生活が長く、小学 6 年生の長男と夫の母親との三人での同居生活。夫の帰国と同時に離婚の申し出があり、衝撃を受ける。幼少時期から、 周囲に甘えることが苦手で、 家庭や社会のなかでは求められる役割を頑張ることを自分に強いてきた。 家事も育児も一人で抱え込み、 その結果、 さまざまなストレスが身体症状としてあらわれていた。 そんな生きづらさを何とかしたいという思いで、 カウンセリングのセミナーを受講、ヒーリングカウンセラーの先生との出会いがあった。
これまで、自分自身の感情を蔑ろにし、自分を大切にしていなかったことに気づく。それは、傷ついたエーテル体を守るための自己防衛であり、「頑張らなければ、見捨てられる」という不安があったためである。 カウンセリングでは、 自分自身を大切にすること、 自分で自分自身に「ありがとう」と「感謝」を伝えることを教えていただいた。また、ヒーリングで脳内のコンディションを調え、 潜在意識を刺激することで、自然治癒力、免疫力が上がり、徐々にセルフコントロールできるようになっていった。
③ 55 歳 9 か月
精神科訪問看護ステーションの管理者を務めていたが、ストレスで体調を崩し管理者を交代した。 母親を看取り、 長男も自立し、 自分のこれからの人生、ほんとうにやりたいことを見つめなおす時期を迎えた。 潤さんに誘われて、 岐阜県七宗町を訪ねたのが「月交点」 のタイミングだった。 豊かな自然、 あたたかい人とのかかわりを通して、 自分自身が解放され、愛される喜びを実感した。 潤さんと人生のパートナーとして、 共に理想を語り合い活動することが喜びとなり、「探求の家」をはじめることになった。
月交点の 3 巡目に、まったく想定していなかった人生の転換期を迎えた。 「愛することを学ぶために現世に生まれてきたこと、 無償の愛、 いただいた愛をわかちあうことが、 今世での使命であり、来世に向けてやるべきこと」であると確信している。幼少期(0 歳から 7 歳)の時期に獲得できなかった「触覚」 「生命感覚」を健全にすることが課題であるため、七宗町での生活を楽しみながら、56 歳以降の貢献性を発揮していきたい。
「人生の 7 年周期」 月交点のエピソードを中心に、 それぞれの人生の語りを伺いながら、 そのすべて人生が愛おしいと感じられました。時代のカルマ、社会の矛盾に対して、限界を感じながらも、今世で価値あることを行い、来世につないでいきたいそれぞれの理想を語り合い、74 歳の「月交点」をめざして、学び合う仲間に出会えたこと、ほんとうにうれしく思います。参加してくださいましたみなさま、どうもありがとうございました。
次回は、6月 29 日日曜日テーマは「気質の特徴と対応」です。4つの気質の特徴を学び、子どもの気質に応じた対応を一緒に学んでいきます。
イザナギとイザナミの愛の秘儀
去る4月29日に『イザナギとイザナミの愛の秘儀』という対談セミナーを、古事記研究家の高瀬章照氏と一緒に開催させていただきました。
シュタイナー研究家としては、シュタイナーの宇宙論と日本神話で描かれた世界との関連に深く惹かれ続けてきたわけです。
その中でもイザナギとイザナミの関係は、古代ヘブライ民族が聖書の『創世記』で描いた原男女の関係性よりも、はるかにダイナミックでアクティブです。
聖書の『創世記』では女性存在は男性存在の付け足しのようにして誕生し、なおかつ「人類の原罪」の端緒を背負わされてしまいます。そして旧約聖書では男系の物語がその後も延々と続くわけです。キリスト神霊存在をマリア様が産むまでは・・・。
古事記では男神と女神が平等の力関係で登場し、神産み国産みを行ないます。なおかつ黄泉の国で主導権を持っているのは男神イザナギなのではなく、女神イザナミです。
私たち(つまり日本を選んで現在の地上に誕生してきた人間として)は日本神話の源流であるイザナギとイザナミの物語からどのように「愛の秘儀」を感得できるのか、と問うことができます。
イザナミは「黄泉の国」にみまかります。イザナギは「黄泉の国」に至ることができません。
イザナギは「黄泉の国」の境域から中を覗き見ただけで、恐れをなして逃げ出してしまうのです。そしてその後の神話史は、イザナギが産みだした神々に継承されます。(とは言え、後々にスサノオがみまかったネノカタスコクにオオクニヌシは秘儀参入するので、イザナギ直系の神々だけが日本神話を継承するわけではないのですが、この辺のお話はまた別の機会に!)
「愛の秘儀」に話を戻すと、イザナギが黄泉の国の境域から逃げ出さなかったならば・・・、そしてなおかつ、イザナギが再度イザナミと結ばれていたならば、その後の神話物語の展開は全く異なっていたはずなのです。
端的に言ってしまえば、イザナギはイザナミと共に無数の国産み・神産みを「愛の秘儀」を通してなし遂げ続けてきたにも関わらず、最後の最後でツメを誤り、「愛の秘儀」を完成できなかったのだ、と言えるでしょう。
そのような失敗によって、次の時代もしくは次の次元が展開していくわけです。これは、ヘブライ民族の神話「聖書」の中で人類の祖であるアダムとエヴァが楽園を負われたり、その子孫であるカインが兄弟のアベルを殺害したりという失敗に通じる物語展開と同じです。
シュタイナーの宇宙論の中でも、宇宙の進化、神霊存在たちの進化過程でルシファーとかアーリマンとかと呼ばれる悪魔的存在たちが、人類進化史に介入します。
つまり、神々や原人間の失敗や悪魔の介入がなければ、人類の進化は全く別様になっていたのだと考えられのです。
では、現代における「愛の秘儀」とは何なのかと問うことができます。
それは、神話の中で描かれた失敗や悪の介入を乗り越え、克服することが、現在の「愛の秘儀」の目的なのだと言えるでしょう。
具体的には、どのようにして私たちは、神々や原人間の失敗や悪の誘惑を乗り越えられるのでしょう。
このお話の続きは「スサノオの秘密」に関するセミナーで展開したいと思います。




