キエスタ ブログ

2026-07-20 09:16:00

【探求の家🏠かまくら】7月18日 シュタイナー教育セミナー「児童期の課題と克服

鎌倉市生涯学習センターきらら腰越にて、シュタイナー教育セミナー「児童期の課題と克服」にて開催しました☺️✋747154145_4374874679433841_1422581726845213552_n.jpg
今回は講義のあと、児童精神科の訪問看護でのケースを検討しました。「自我を育て直すには、物語を通した内面的体験が重要ではないか」との示唆がありました。この夏休み🌻自然や宇宙を身近に感じたり、体験できる機会を家族と共に過ごしながら、イメージの世界を広げていくアプローチを一緒に考えたいと思いました。
セミナーの要点は以下のとおりです。
このセミナーでは、シュタイナー教育の観点から「児童期(乳歯から永久歯への生え変わり頃から思春期まで)」を、人間形成における重要な時期として捉え、子どもの成長、親や教育者の役割、芸術教育、病気、気質、さらには霊的発達まで幅広く考察しています。参加者自身の幼少期の記憶を振り返りながら、教育と人生の課題を結びつけて議論が進められています。
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児童期とは何か
講義では、児童期は単に小学校時代ではなく、「永久歯への生え変わりから思春期まで」の期間と定義されます。
この時期は、
• 親から受け継いだ身体を基盤に、自分自身の個性が働き始める時期
• 幼少期とは異なる発達段階へ移行する重要な転換点
として説明されています。
幼少期の環境が児童期・思春期に影響する
大きなテーマの一つは、「幼少期に受けた環境や体験が、思春期に世界観として現れる」という考えです。
講義では、
• 親との関係
• 家庭の雰囲気
• 幼稚園や学校への適応
• 幼少期の安心感や不安
などが、後の社会への信頼感や不信感につながる可能性について参加者との対話を交えながら考察されています。
親の影響と子どもの成長
シュタイナーの人間観をもとに、
• 幼少期は親の生活習慣や雰囲気の影響を強く受ける
• 子どもは周囲の環境を全身で受け取る存在である
• 親の生き方そのものが教育になる
という点が繰り返し強調されています。
人はそれぞれ異なる課題を持って生まれる
講義では、人によって
• 新しい環境へ適応しやすい人
• 抵抗感を持ちやすい人
がいることを、家庭環境だけでなく、前世やカルマというシュタイナー思想の枠組みから説明しています。
さらに、
• 生まれた時代
• 社会情勢
• 家系
も人生の課題に関わる要素として語られています。
時代のカルマという考え方
参加者の生まれた年代(1958~1967年前後)を例に、
• 冷戦
• キューバ危機
• ベトナム戦争
• 宇宙開発競争
• 中国文化大革命
などの歴史的出来事を振り返り、その時代に生まれた意味や課題について考察しています。講義では、人は自らの課題を学ぶために、その時代を選んで生まれてきたというシュタイナー的な見方が紹介されています。
芸術教育の重要性
児童期の教育では、知識をそのまま教えるのではなく、「芸術的・イメージ豊かに伝える」ことが重要であると説明されています。
具体例として、
• 部屋の美しさ
• 食器や盛り付け
• 色彩
• 自然の説明
• 神話や物語
などを通して、子どもの想像力を育てる教育が紹介されています。
定義ではなくイメージで教える
講義では、「地球は自転しています」というような説明だけではなく、子どもの心に生きたイメージが残るように語ることが教育であると述べています。また、
• 聖書のたとえ話
• 自然現象の擬人化
• 宮沢賢治の作品
なども例として挙げられています。
文字や漢字の教え方
文字教育についても、単なる暗記ではなく、
• 漢字の成り立ち• 象形文字としての意味
• 物語
を通して学ぶことが望ましいと説明されています。左利きを無理に矯正することについても慎重な姿勢が示されています。
気質と教育
前回の講義内容も踏まえ、大人の気質が子どもへ影響することが整理されています。
例えば、
• 胆汁質
• 粘液質
• 多血質
• 憂鬱質
それぞれの偏りが、
• 不安
• 神経質
• 活力低下
• 自責傾向
などとして子どもへ表れる可能性があると説明されています。
子どもの病気について
シュタイナー医学の立場から、児童期は本来もっとも健康な時期であり、病気の原因は、
• 食生活
• 呼吸
• 血液循環
• 環境
など身体面との関係から理解すべきだという考え方が紹介されています。また、精神的な問題についても身体との関係を重視する立場が語られています。
思春期と自我の発達
後半では、
• 自我
• アストラル体
• エーテル体
の関係が詳しく説明されます。
講義では、自我の発達が弱い場合には、
• 欲望に振り回される
• 自己中心的になる
• 論理性が弱くなる
• 引きこもり傾向につながることもあるというシュタイナー思想が紹介されました。
ケース検討
参加者から、学校へ行けなくなった10歳の少女の事例が紹介され、講師は、
• 家庭環境
• 自我の発達
• 思春期への移行
• 物語や夢への働きかけ
などを通した支援について考察しています。
特に、
「自我を育て直すには、物語や夢を通した内面的体験が重要ではないか」という考えが語られています。
人間と宇宙とのつながり
終盤では、教育は知識だけでなく、
• 太陽
• 月
• 植物
• 動物
• 宇宙
とのつながりを感じられるように行うことが大切だと説明されています。
自然観察や動植物への敬意を育むことが、人間全体の成長につながるというシュタイナー教育の世界観が紹介されています。
講義全体のポイント
この回では、シュタイナー教育に基づき、
• 児童期は人格形成の大きな転換期である
• 幼少期の環境や親との関係が思春期以降の世界観に影響する
• 教育は知識の伝達ではなく、芸術性や物語性を通じて行うべきである
• 親や教師自身の在り方が子どもの成長に深く影響する
• 自然・宇宙・動植物との関係を感じられる教育が、人間の内面的成長を支える
• 子どもの発達や困難は、身体・心理・霊性を含めた全体像から理解するというシュタイナー教育の視点が一貫して示されていました。
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次回は8月15日(土) 会場:きらら鎌倉
【思春期の精神的課題】
☆思春期に目覚める自我の本質
☆思春期の苦悩と希死念慮
☆思春期に抱く精神的理想
☆思春期の精神科医療とメンタルヘルス
少人数のグループでの開催です。はじめての方もお気軽にご参加ください。お申し込みはホームページから、よろしくお願いいたします🙇https://chiesta.org/reservation/event/detail/28862