キエスタ ブログ

2026-06-25 15:43:00

進化の過程

人間は胎児の期間に、人類の生物的進化段階を無意識状態で追体験します。同様に人間は、地上に誕生してから成人に至るまでの期間に、人類の文化的進化段階を、天使存在に守護されながらも、追体験することができます。

私自身は幼少期に非常に臆病な性質で、夜トイレに独りで行けず、1歳下の妹に10円を与えてトイレの前に立っていてもらうこともありました。昼間でも陽のささない暗い部屋には怖くて入れなかったし、自分の内面が二重にぐるぐると回転する悪夢状態に陥ることもしばしばありました。児童期になると、自然の中で身体を動かす遊びに集中することで、見えないものへの恐怖を少しずつ感じなくても済むようになりました。

そして思春期から成人までの期間には、悟性的無神論の世界観を徹底的に学ぶことを通して、見えざる世界への恐怖を完全に払拭したのです。
人類は紀元前8世紀から紀元後15世紀まで、悟性心情魂を発達するべき進化期間にありましたが、それ以前の進化段階である感覚魂をじゅうぶんに発達させられなかった人たちは、悟性心情魂の発達段階にも、人間を霊界に引き摺り込もうとする悪魔や亡霊の関与に悩まされました。その苦難は、幼少期に見えざる存在や世界に恐怖する子どもの成長段階とシンクロしています。
15世紀から現代までには、人類は意識魂を発達させる進化期間に入っています。ですが、それ以前の時代に悟性心情魂をじゅうぶんに発達させられなかった人たちは、無神論的唯物史観に苦悩させられます。その苦悩は現代社会にはびこる俗物的人生観に苦悩させられる思春期に相応しています。
いっぽうで人間は、自らの魂内で無神論や唯物論を徹底させることによって、自我を強化することができます。中世から現代にかけて、徹底した無神論・唯物論による科学の発達が、人々から悪魔や亡霊への恐怖心を払拭しました。人間が思春期に、徹底した無神論や唯物論を抱くことは、その後に、悪魔や亡霊を恐れない意識魂を進化させるための、土台となります。
そうやって私たちは今、シュタイナーの悪魔論を、恐れずに十全と体得することができるようになります。
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